★日経225のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、±3σのバンド幅が縮小傾向となるスクイーズが進んでいる。そのため、徐々に値幅が縮小していることを示している。21日SMA(黒線)が緩やかに下向きになっているものの、ロウソク足は上抜けしていることから回復基調に向かっている。
標準偏差からみた上値目処では、プラス2σの29,154.89円、プラス3σの29,524.57円となり、下値目処では、マイナス2σの27,676.17円、マイナス3σの27,306.49円が意識される。
一目均衡表の雲の下限の下方に位置しており、レジスタンスとして意識される。また、雲のネジレが大納会前後に位置していることから、年末に向けてトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいことには注意したい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DとSlow%Dが重なるようにして横ばいになってきたことで、トレンドレスの状態になりつつある。
上下どちらかに放れる前兆が出てきているものの、明確に上放れ・下放れするシグナルは出ていない。そのため、±3σのバンド幅が拡張するまでは様子見となる。ただ、今年後半に入ってからはトレンドの発生期間は短く、雲を挟んでの動きになっている。トレンド発生時の反転タイミングは±3σまで進んだ時にストキャスティクスが買われ過ぎ・売られ過ぎまでが上下限となり、その後は反転することが多くなっている。