★トルコリラ/円の中期トレンドを示すボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の週足では、バンド幅が縮小するスクイーズから±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションが続いている。そのため、中期トレンドでは、下押しバイアスが強いことを示している。
また、マイナス2σがレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ低水準で底這いする展開になっている。過熱感はあるものの下落トレンドが継続していることから、底這いが継続する可能性が高い。
トレンド転換のシグナルとすれば、外側に開いているプラス3σが横ばいから内側に入ってくるようなら、トレンド転換の兆しのシグナルになりやすい。ただ、現在は外側に開いていることから強い下落基調を示している。
日足では、8.00円を挟んでのもみ合い相場になっているものの、中期トレンドでは強い下落基調が続いていることから、値ごろ感でのリラ買いは注意が必要となる。
トルコ中銀は16日の会合で、政策金利を再び引き下げると見込まれている。インフレ率が20%に上昇する中での金融政策緩和を受け、通貨リラの下値模索の動きは継続しやすい。