★米大手格付け会社ムーディーズは3日、とるこの債務格付けを『B2』に維持した。格付け見通しについては、政策の予見が難しいとして『ネガティブ』とした。ムーディーズによると、通貨リラに圧力がかかっているものの、対外的な脆弱性リスクはていあしていると指摘した。公的財政は比較的底堅く、2022年の公的債務の対国内総生産(GDP)比率は約40%に留まると予想している。
トルコリラ/円の中期トレンドを示す週足から、下値目処を探る。20年11月6日週安値12.03円から21年2月19日週高値15.28円の上昇幅は3.25円になる。その逆倍返しでは8.78円、3倍返しで5.53円になる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感があるものの底這いするような動きになっている。モメンタム系のオシレーターは、トレンド発生時には売られ過ぎ過熱感を出しながらも、底這いするダマシが発生しやすく大きな損失につながりやすい。
徐々に陰線足が長くなってきており、下落の勢いが強まっている。8.78円近辺でもみ合いながも反発の動きになるのか、それともさらに下落基調が強まるのかが焦点になる。
下押しした場合は逆3倍返しとなる5.53円が次の下値目処として意識されやすい。