★日経225のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションしている。
本日の朝方は上下に振れる不安定な動きから、反発する動きとなりマイナス2σの28,156円付近まで持ち直している。
そのため、後場からマイナス2σを上抜けしてくるような戻り基調になるかが注目される。
一方で、プラス3σが外側に開いていることから、下押しバイアスは続いていることを示している。プラス3σが横ばいから内側に向いてくるまでは注意が必要となる。
また、先行き一目均衡表の雲のネジレが頻発することで、トレンドの反転や加速など相場が荒れやすくなる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ過熱感があるなか%Dが横ばいになってきており、下押しバイアスは鈍化してきている。そのため、%Dが上向きになるようなら、戻り基調が強まる可能性がある。
注意点はモメンタム系のオシレーターでは、明確なトレンド発生時は売られ過ぎシグナルや買われ過ぎシグナルが点滅し続けることから、大きな損失につながりやすい。
現状では、下げ止まって反転するとの判断は時期尚早と思える。%Dが上向きになりプラス3σが横ばいから内側に入ってくるような動きになると、下押しバイアスが後退してことが示される。そして、雲を上抜けするような動きになり、マイナス3σも横ばいから内側に入るような動きになると、戻り基調が明確になる。