★南アランド/円の中期トレンドを示すボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)の週足では、バンドが横ばいになり±2σと±3σが縮小傾向になってきた。そのため、中期トレンドではトレンドレスのレンジ相場入りになってきている。
ただ、雲の上限に位置していることから、もみ合いながらも上昇基調は維持している。そのため、マイナス1σや雲上限近辺で下げ止まる可能性が高い。一方で、上値ではプラス2σ近辺が上値目処として意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、%DとSlow%Dの両線は上向きを維持していることも、上向きバイアスが強いことを示している。
ボリンジャーバンドの±3σが縮小傾向になっていることから、スクイーズの様相となっている。しばらくもみ合い相場が続いた後に、バンド幅の縮小が限界点になるとエクスパンションの発生により大きな動きになりやすいので注意が必要となる。
このような相場では、しばらくロスカットを設定しながらレンジ取引に徹するのか、エクスパンション待ちで大きな変動が出た時に対応するのか選択する必要がある。