
★ドル/円はシカゴIMM投機筋ポジションの10月19日付が公表された。対ドルでの差し引き持ち高は、円ショート(円売り・ドル買い)▼102,734枚と32週連続の円ショートポジションになった。
過去の経験則からは、投機筋のポジションがショート・ロングどちらかに10万枚を超えてくると、その後相場が急反転する動きになりやすいので注意が必要である。これは、短期投機筋のポジション上限に近くなり、利益確定の材料に敏感になりやすい。そして、反対売買が増加するとロスカットを巻き込みつつ、実需の売買も巻き込みながら反転相場が加速する動きになりやすいからである。そのため、短期筋のポジションが10万枚を超えてきたら、ボラティリティが高まりやすいため個人投資家はストップロスなどの設定が必須となる。
10月19日付で10万枚を超えていたことから、前週末の22日には急速にポジションを巻き戻す円高基調になり、ボラィリティの高まる動きになった。
今後も投機筋の円ショートポジションの動きには注意が必要となる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)