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米5年BEI・米10年BEIとドル/円相場の動向!

2021.10.26

 

★ブレイク・イーブン・インフレ率(BEI)は、市場が推測する期待インフレ率を示す指標のこと指す。物価連動国債の売買参加者が予測する今後最大10年間における年平均物価上昇率を示す。物価連動国債の利回りを実質金利と呼び、実質金利と長期金利(長期固定利付国債利回り)の間には理論的に『期待インフレ率≒長期金利-実質金利』という関係が成立する。実質金利は物価連動国債の市場価格から計算できるので、同年限の長期金利と対比することにより、期待インフレ率を逆算推計することが可能となっている。

 

米国5年BEI(赤線)米国10年BEI(青線)の動向に対して、ドル/円(黒破線)相場を見てみると、基本的にはBEIの上昇によってドル買い・円売りが強まる傾向が見られる。

特に今年に入ってから堅調に連動性が強まっている。

9月下旬から5年BEIと10年BEIが急上昇したことから、ドル/円相場も円安基調が高まっている。

ドル/円相場は10月20日の114.70円から調整的な円高基調になっているが、5年・10年BEIが上昇基調を維持していることから、再び円安基調に戻る可能性が高い。

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