★南アランド/円の日足では、9月10日の高値7.810円を上抜けたことで、上値・下値を切り上げる展開になり上昇基調は継続している。
南アランド/円の一目均衡表では、雲の上下限が抵抗体になるなど相性の良い動きとなっている。
雲の下限がサポートとなり、10月12日の雲ネジレから加速的に上昇する動きになった。また、転換線(赤線)が基準線(青線)を上抜け、基準線も上向きになる好転となっており、上昇基調を示している。
26期間先行する先行スパン1とスパン2ともに上向きになっていることや、26期間遅行する遅行線(緑線)も雲上限とロウソク足を上抜けたことで、上昇の勢いが強いことを示している。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:96.77%、Slow%D:95.90%とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。モメンタム系オシレータは、トレンド発生時は高水準で張り付き継続するダマシが発生しやすい。そのため、過熱感だけで逆張りすると、大きな損失につながりやすい。
南アフリカの国内情勢では、ランドは買い難いものの、原油価格とともに堅調に推移したコモディティ価格の動きがランド買いに寄与している。そのため、コモディティ価格動向にも注意が必要となる。