★ドル/円の日足では、9月22日から6連陽が続き一時112円台まで上昇したものの、その後は急落する展開になっている。
ボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションとなりプラス3σに沿ってバンドウォークする動きになっていたが、その後はプラス1σを下抜けする展開になっている。また、マイナス3σが横ばいから、縮小傾向になってきたので、円安基調の鈍化シグナルが出始めている。
今後プラス3σもバンドが横ばいから内側に入ってくるとトレンドの転換から円高進行が強まる可能性がある。
ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになってきていることから、下押しバイアスが強まってきている。
まとめると、一旦円安基調は後退しており、一転して円高基調が意識されやすい。プラス1σの111.03円がレジスタンスとして意識される。そのため、上向きになっている21日SMA(黒線)の110.28円が下値目処として意識される。また、一目均衡表の雲上限110.17円もサポートとして下値目になりやすい。