★ドル/円の長期トレンドを示す月足では、21年3月の大陽線の出現によって、12ヵ月SMA(赤線)と24ヵ月SMA(青線)、240ヵ月SAM(茶線)を上抜けする強い動きとなった。
しかし、その後は24ヵ月SMAがサポートとして意識されつつ、110円を挟んでもみ合い相場が続いている。
12ヵ月SMAが24ヵ月SMAをわずかに上抜けするゴールデンクロスしてきており、バイアスは上向きになっている。また、大相場ではサポートとして意識される120ヵ月SMA(緑線)も上向きになってきており、下値を切り上げる展開になっている。そのため、過度な円買い基調時でのドルの下値目処は、120ヵ月SMAの位置する105.36円付近になる。
さらに、120ヵ月SMAが240ヵ月SMAに接近してきており、ゴールデンクロスに向かって動いている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、やや買われ過ぎ過熱感は出てきているものの、%DとSlow%Dの両線は上向きを維持している。
まとめると、ドル/円の長期トレンドは円安基調が維持されており、押し目狙いの展開になっている。下値では、12ヵ月SMAの107.86円、24ヵ月SMAの107.68円円近辺となる。