★日経225の日足では、9月14日高値30,795.78円が天井となって下落基調が継続している。さらに『中国恒大集団』のデフォルト懸念からリスク回避の売りが強く下落基調が強まっている。
下値目処では、上昇基調で窓を開けた9月6日高値29,705.04円、9月3日高値29,149.65円、25日SMA(青線)28,976.13円、8月20日安値と9月14日高値の半値押しとなる28,875.29円が下値目処として意識される。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)高水準から%DがSlow%Dを下抜けかい離幅を広げながら両線とも下向きになっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。
徐々に下げ幅を広げる展開になっており、9月6日の窓埋めをする展開になっている。
また、5日SMA(赤線)が10日SMA(黄線)を下抜けるデッドクロスしてきており、短期的には下押しバイアスが強くなっている。
23日には、日本時間早朝に米FOMCの結果発表やパウエル米FRB議長の記者会見、中国恒大集団は、22年3月償還債の8350万ドルの利払い、スイス中銀、英中銀、トルコ中銀、南ア中銀などの政策金利の発表などもある一方で、日本市場は秋分の日により休場になることから本日は様子見ムードが強くなり、積極的な買いは入りにくい展開になりやすい。