★日経225の中期トレンドを示す週足では、20年3月20日週安値16,358.19円を起点として20年10月30日週安値22,948.47円を結んだトレンドライン(S1)を下抜けていることで、上昇トレンドからの転換の様相となっている。また、21年2月19日週高値30,714.52円を起点として21年6月18日週高値29,480.85円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。
13週SMA(赤線)と26週SMA(青線)を下抜けすると一転してレジスタンスとして意識され上値を抑える展開になっている。さらに、先週は52週SMA(緑線)をじわりと下抜けしてきたことから、下押しバイアスが強まってきた。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、売られ過ぎ過熱感が出ているものの、%DとSlow%Dは両線とも下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。トレンド発生時では、買いシグナルを点灯しながら底這いするダマシが発生しやすいので、注意が必要となる。
52週SMAを明確に下抜けするようなら、20年3月20日週安値と21年2月19日週高値の38.2%押しの25,230.40円や50.0%押しの23,536.36円と200日SMA(紫線)23,318.09円が下値目処として意識される。
一方で、反転持ち直しするようなら、13週SMAの28,264.52円や26週SMAの28,725.17円が上値目処として意識される。R1もレジスタンスとして意識されるが上抜けするようなら、再び上昇基調への転換が期待が高まる。