★日経225の中期トレンドを示す週足では、52週SMA(緑線)がサポートとして意識され反転するも、13週SMA(赤線)の28,364円がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。
2月19日週高値30,714円を起点として4月9日週高値30,208円を結んだトレンドライン(R1)がレジスタンスとして意識され徐々に上値を切り下げる展開になっている。R1は現在は26週SMA(青線)28,840円近辺に位置している。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、やや売られ過ぎ過熱感がある中で、%Dが横ばいになってきており下押しバイアスが鈍化してきている。そのため、上向きになるSlow%Dとゴールデンクロスする様相となっている。
13週SMAと52週SMAのレンジ相場となっているものの、上値を切り下げていることから上値の重さも意識されている。また、上値では13週SMAがレジスタンスとして意識されており、今週上抜け出来るかが焦点となる。さらに上値では、R1や26週SMAもレジスタンスとして意識される。
テクニカル的には上値の重さが意識されるが、ファンダメンタルズ的には、PER(株価収益率)は13.19倍(13日終了時)でEPS(一株利益)は2,123円と高水準にあり、割安感が強い。そのため、下値では底堅い展開になりやすい。