★日経225の一目均衡表の日足では、5月13日安値27,385円が大底となり戻り基調が続き、転換線(赤線)、基準線(青線)、先行スパン2当日線(茶線)を上抜けた。ただ、雲の下限まで戻り基調となったところで、レジスタンスとして意識され上値を抑える展開が続ている。
遅行線(緑線)は26期間遅行するロウソク足がレジスタンスとして意識され押し戻される展開になっている。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、高水準から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっていることで、下押しバイアスが強まっている。
来週以降は雲の下限が低下してくることから、上値がより重くなる可能性がある。
一方で、雲の上限を上抜け出来るようなら、再び3万円台への上値追いになる可能性がある。
下値では、転換線の28,903円、52期間の高低の中心値の先行スパン2の当日線28,796円、基準線の28,535円ががサポートとして意識されやすい。
まとめると、現状上値追いとなるような動きにはなっていない。それよりも、来週から雲の下限が低下してくることもあり、下押しのリスクが高まる可能性があるので注意が必要である。投資判断を変更する動きとすれば、雲の上限を上抜け転換線や基準線が上向きになってくるようなら、3万円トライの動きになりやすい。