★ユーロとドルの関係で、ユーロ/ドルで為替を見るよりもドル/ユーロ(赤線)で為替変動を見た方が、新興国通貨(南アランド:青線とメキシコペソ:緑線)と比較する上で分析しやすい。
価格が下落基調になるとドル安の動きを示している。一方で、価格が上昇するとドル高を示している。
各新興国内の諸事情があることでユーロとの相関性は100%ではないが、概ね同様の動きになっている。そのため、新興国通貨はユーロとドルの変動に連れた動きになりやすいと言える。
直近では、3月30日以降ユーロ高・ドル安基調が強まる動きになっている。そのため、ドル/南アランドとドル/メキシコペソともにドル安トレンドになっている。
この新興国通貨高による流れが変わるには、ユーロ安・ドル高に相場が動くことがシグナルとなる。
新興国通貨単独の分析も必要であるが、それ以上にユーロ/ドルの動きが重要ポイントになる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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