★ドル/円の1月4日から5月26日までの103日間の標準偏差を求める。年初からのドル/円の103日SMA(黒線)平均値は107.221円となっている。
この期間の標準偏差は2.288円となっている。
円安方向では、+1σ:109.509円、+2σ:111.797円、+3σ:114.086円が意識される。
一方で、
円高方向では、∸1σ:104.933円、∸2σ:102.645円、∸3σ:100.356円が意識される。
ボリンジャーバンドを使用するだけで、簡単にある期間の標準偏差を求めることが出来る。
このボリンジャーバンドを分析すると、3月初旬に急速に円安基調が強まったことで、±3σのバンド幅が拡張して平均値に対して標準偏差が拡大した。
一時+3σを上抜けたものの、その後はバンド内に収まる展開となった。
+2σを下抜けすると円高基調が強まったが、+1σを若干下抜けしたところがサポートとなりその後は+1σを挟んでもみ合い相場となっている。
バンド幅は若干縮小する傾向になっており、変動幅が縮小していることを示している。
相場の上値節目は+1σの109.509円であり、下値節目では平均値の107.221円となっている。