★昨年3月16日にVIX指数(赤線)は、急上昇を続け82.69まで上昇する展開になり、世界的なにリスク回避の株価急落という動きになった。この時は、NY金もリスク回避の金買いにはならず、換金目的の売りに押される展開になった。
その後、VIX指数の低下と共に、S&P500指数(青線)とNY金(緑線)は戻り基調になった。
VIX指数は時々急騰する動きになったものの、徐々に上値や下値を切り下げる展開になっている。それに伴って、NY金は8月6日の2069.4ドルがピークとなり徐々に上値を切り下げる展開になっていた。しかし、今年3月8日が下値となり、戻り基調が続いている。
一方、S&P500はVIX指数の上昇時には下落するものの、徐々に上値・下値を切り上げる展開となっている。そのため、VIX指数の上昇時でのS&P500の押し目買い戦略が成功を収めている。
NY金は、VIX指数の動向と相関性が薄れる展開になっている。
VIX指数が再び5月18日終値で21.34と20を上回ってきている。
今後30日間のS&P500の予想変動範囲を表現していて、21.34÷√12≒6.16%の予想変動範囲となっている。