★ドル/円の一目均衡表の日足では、転換線(赤線)が基準線(青線)を下抜け両線とも緩やかに低下傾向にあることから、下落基調が続いている。また、遅行線(緑線)も26期間遅行するロウソク足を下抜けしたことも下落基調を示している。
一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:7.05%、Slow%D:8.04%とかなり売られ過ぎ過熱感が出ている。ただし、明確な下落トレンドが発生している際は、低水準で張り付くダマシとなりやすいことは留意する必要がある。
下落トレンドが続いているが、雲の上限や52期間の高低の中心値となる先行スパン2の当日線(茶線)がサポートとして意識され下げ止まる展開になるか注視される。
もし、反転するようなら、転換線や基準線付近まで戻り基調となりやすい。
一方で、下抜けすると雲の下限である106円台前半までの下落が視界に入る。また、1月6日の安値102.56円と3月31日高値110.96円を結ぶフィボナッチリトレースメントでは、38.2%押しの107.75円や半値押しの106.76円が下値目処として意識される。
相場の節目にあることから、雲上限や先行スパン2の当日線を維持して、反転するか注目される。