★ケルトナーチャネルは、移動平均線を挟む2本の上下ラインでバンド状のチャネルを描き、値動きの多くはチャネル内で推移するが、チャネルから飛び出した値動きをフォローしていくトレンド系のテクニカル指標として使われることが一般的である。
上部バンドを上抜けた場合は上方への強いトレンドが発生していると判断し、中間線をサポートとして買いでトレンドフォローする。一方で、下部バンドを下抜けた場合は下方への強いトレンドが発生していると判断し、中間線をレジスタンとして売りでトレンドをフォローする。
ボリンジャーバンド(パラメータ:20、±2σ):青線やケルトナーチャネル(パラメータ:20、2.0):赤線の各バンドは、レジスタンスとして注目されている。
ボリンジャーバンドのプラス2σの30,429.43円とケルトナーチャネルの上限30,260.86円の2ラインはほぼ横ばいとなっていることで、トレンドレスの状態となっておりレジスタンスとして意識されている。
ただ、ケルトナーチャネルを上抜けするようなら、上昇基調が強まったことが示されてボリンジャーバンドのプラス2σに沿ってもう一段の上値トライとなる可能性もある。しかし、昨日から、ケルトナーチャネル上限がレジスタンスとなり上値を抑えていることから、今後の動向を注視する必要がある。
もし、上抜け後に勢いがなくなり、再びケルトナーチャネルの上限を下抜け地点が売りシグナルとなる。
現状は、バンド上限の攻防となっており、上昇の勢いが鈍化している。そのため、押し戻されるのかが注目点となる。