
★景気のバロメーターとされているロンドン金属取引所(LME)の銅相場は2月24日の高値9308.5ドルから下落し、3月31日には8785.5ドルへ下落した。
銅価格(赤線)と日経225(緑線)、NYダウ(青線)の動きを2019年10月25日から重ねてみると、相関性の高い値動きになっている。
今回の下落は、季節的な需要軟化で世界的に在庫が増加したことが影響した。また、ドルの月間ベースでの上昇も、他通貨を利用する投資家にとって逆風となった。
季節的な需給要因との見方になっているが、日米株価指数との相関性が外れたとは思えないことから、先行き銅価格だけが下落するとは考えにくい。早々に銅価格が上昇に向かうようなら問題はないが、今後も銅価格が下落するようなら日米株価調整の可能性も高まる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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