★日経225の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)がサポートとして意識されて上昇してきた。その13週SMAの28,829円をじわりと下抜けする展開になってきた。早々に回復出来るようなら、今までのようにサポートとして意識されたことになる。しかし、明確に下抜けしてくるようなら、相場の反転の兆しとなる。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、買われ過ぎ高水準から%DとSlow%Dが下向きとなり、下押しバイアスが強いことを示している。
ただ、2020年3月20日週の安値16,358円を起点として同年10月30日週の安値22,948円を結んだトレンドライン(S1)を上回っている。そのため、上昇トレンド基調は継続していることになる。
まとめると、今までサポートして意識されていた13週SMAを維持出来るかが焦点となるが、明確に下抜けするようなら相場転換の兆しとして注意する必要がある。さらにS1及び26週SMA(青線)を下抜けると、下落トレンド転換となり下値模索の展開になりやすい。
日足でも、今まで25日SMAがサポートとして意識されていたが、明確に下抜けた。そして5日SMAも25日SMAとデッドクロスしており、下押しバイアスが強まっている。下値では75日SMAの28399円が視界に入ってきた。
日足と週足を見比べながら動向を探る展開になる。