★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、200週SMA(紫線)がレジスタンスとして意識されて3週目になり、上値の重さが意識される。
過去においては、大陽線で200週SMAを上抜けしても翌週には大陰線を押し戻される展開が続いている。
今回も200週SMAまで上昇してきたものの、レジスタンスとして意識され上値を抑える展開が続いている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DとSlow%Dは上向きを維持しているものの、買われ過ぎ過熱感が出ていることも上値の重さを意識する。
ただ、13週SMAが26週SMA(青線)した上抜け、52週SMA(緑線)ともゴールデンクロス寸前となる上昇基調は継続している。
今までの動向から、200週SMAを上抜けしても翌週の動きには注意が必要となる。また、上値の重さが意識されると下落調整的な動きになりやすい。
3月決算を控えて、本邦機関投資家や輸出企業などのレパトリ(本国回帰)で月末にかけて円買い・ドル売りが出やすい。そのため、200週SMAの上値の重さが意識されると、円買い・ドル売りが強まる可能性もあるので注意が必要である。