
★トルコのエルドアン大統領は、中銀のアーバル総裁を解任すると発表した。2020年11月に就任したアーバル氏はインフレ対策として金融引き締めを推進してきたが、金融緩和を求めるエルドアン氏の不興を買ったとみられる。そのため、政治リスクが意識され、リラ売りが再燃して週明けを迎えている。なお、次期総裁についてはハト派とされるエコノミストのカブジュオール氏が就く予定となっている。
トルコリラ/円の日足では、窓を開けて下落する展開となっている。
利上げが休止することになり、トルコ国内のインフレ率の行方が焦点になる。
再びマイナス金利に陥るようなら、下値模索の展開になりやすい。
市場では、トルコ中銀総裁の突然の解任で、ネガティブサプライズとなっており、先行きの懸念が収束するまでは戻り上値の重い展開となる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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