★日経225の中期トレンドを示す週足では、3月20日週の安値16,358円を起点として10月30日週の安値22,948円を結んだトレンドライン(S1)の上方に位置していることから、上昇基調は継続している。
また、13週SMA(赤線)、26週SMA(青線)、52週SMA(緑線)、200週SMA(紫線)が全て上向きになっており、中期的な上昇トレンドは続いている。
ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高水準から%DとSlow%Dは下向きになっており、上昇のモメンタムが鈍化していることを示している。
まとめると、上昇基調は変わっていないが、上昇のモメンタムは鈍化してきている。そのため、下落調整となるようなら、13週SMAの28,681円近辺が下値目処として意識される。押しが深くなると、トレンドラインのS1や26週SMAの26,717円が下値目処として意識される。
高値で推移していることから、上値が重くなると利益確定売りも出やすい。
ただ、ワクチンの普及や金融緩和の継続、世界的な経済対策などで景気回復基調が続いていることから、現状では大幅に下落調整する要因は見られない。
そのため、押し目には買いも入りやすい。