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本日20時にトルコリラ/円の上下放れを目撃するか!

2021.03.18

 

★本日20時にトルコ中銀が発表する政策金利や声明が注目される。市場は3会合ぶりに利上げを実施するとの見方が強い。主要政策金利である1週間レポートの市場予想では、17%から18%へ1%利上げを見込んでいる。これまで利上げに対して懸念を示していたエルドアン大統領が、経済対策のインフレ抑制策の発表時に金利について言及しなかった。そのため、市場ではトルコ中銀はタカ派スタンスを強めやすいとの見方もある。

そのため、利上げ幅の拡大や声明での追加の早期利上げが協調されるようなら、トルコリラ買いにつながる。

トルコリラ/円の一目均衡表の日足では、基準線(青線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開が続ている。一方で、雲の上限や52期間の高低の中心値である先行スパン2当日線(茶線)のほか転換線(赤線)がサポートとして意識され下値を支える展開になっている。要するに基準線と転換線のレンジ相場となっている。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dは両線とも上向きとなっており、上向きバイアスが強いことを示している。

一方、遅行線(緑線)は、26期間遅行するロウソク足を下抜けしており、下押しバイアスがかかっている。

今晩のトルコ中銀の政策金利発表で、このレンジ相場を上下に放れる可能性が高い。このところもみ合い相場が続いていたことから、放れると大きな動きになりやすいので注意が必要となる。

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