
★日本の銀行株上昇は、為替相場のドル/円でドル安・円高の歯止めやドル反発の材料になりやすい。デフレ・円高の後退やリスク回避の円高緩和、日本企業全体としてのリスク許容度改善による対外証券投資や外国企業の買収拡大、リスク忌避による対外資産の取り崩しと本国回帰(円転)の抑制へと寄与する。そのため、過去実績として、銀行株とドル/円は相関性が高くなっている。
2020年3月9日週の銀行業株価指数が100.21がボトムとなり、上げ下げを繰り返しながらも上昇基調が継続している。ドル/円とは一時相関性が薄れたが、20年12月28日週以降は再び相関性が強まってきている。
ドル/円の動向を探る上でも銀行業株価指数動向を参考にするのもポイントになる。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)