★日経225の一目均衡表日足では、戻り高値となる抵抗帯を教えてくれる便利なチャートである。
一般の一目均衡表の中に、転換線5日(茶線)と52期間の高低の中心値である先行スパン2の当日線(灰線)を設定している。
1月21日に以降何もない値位置で上値が重くなったが、実は先行スパン2の当日線がレジスタンスとなり上値を抑えていた。その後、一旦先行スパン2の当日線を上抜けしたものの、雲の上限がレジスタンスとなり下押しする展開となっている。
下値では、転換線5日、転換線9日(赤線)、基準線(青線)がサポートとなり戻り基調を維持していた。本日も転換線9日がサポートとして意識された。また、雲の下限もサポートとして意識されやすい。
現在の日経225の相場は、上下の抵抗帯に挟まれ身動きが出来ない状態となるもみ合い相場を形成している。一見すると下落基調のようにも見えるが、相場の方向性を示す基準線が上向きとなっていることから、上昇の余地も残っている。
RSI(パラメータ:14、30、70)は50.91%で下向きとなっているが、50%ラインがサポートラインとなることも多くあることから、下抜けするまでは下落基調と言うには時期尚早となる。
来週以降、春節から戻ってくるアジア市場動向が重要ポイントとなりそう。