本日は、米蔵に代わり山口が執筆いたします。
本日の日経平均株価は、為替相場が110円台を割れたことや、個別株の軟調な決算などもあり、節目となる21,000円を手前に失速し、20,844.45(前日比-39.32)で引けました。
下のチャートは、TFXに上場する日経225の日足に、200日移動平均線、一目均衡表、スローストキャスティクス(14,3,3)を表示させたものです。
一目均衡表においては、転換線が基準線を上回り(均衡表の好転=一目均衡表の買いサインの1つ)、転換線に下支えられながら日々線が上昇しているものの、2つの黄色い丸で示してあるとおり、日々線(ローソク足)が雲の上限で上値を抑えられ、遅行スパン(緑線)は基準線に上値を抑えられる形となっています。
節目でもある21,000円は、目先のレジスタンスとして、マーケットに強く意識されているものと考えられるため、この水準を終値ベースで上回ると日々線が雲を上回って三役好転となり、今度は21,000円がサポートとして機能するものと思われます。
ただし、長期的な観点では、下向きの200日移動平均線の下にあり、ストキャスティクスは50%を超えて高い水準に位置しするものの、やや下向きに変化しつつあるので、これが明確に下向きに変化するようであれば、売りを考えたいところです。