★日経225(黒線)の動向と日米の2年債の金利差(赤線)、10年債の金利差(緑線)の動向を比較して見てみると、完全相関ではないが日米金利差が拡大している時は日経225も上昇しやすい。
これは、日米金利差が拡大するとドル高・円安になりやすいことが要因だと思われる。
また、日本の国債金利はほぼ値幅はなく固定されているなか、米国の国債金利の上下の動きに振れる展開となっている。
国債金利はリスク選好なら売られ(金利は上昇)やすく、リスク回避なら買われ(金利は低下)やすいことから、日米金利差の拡大はリスク選好の動きとなっていることが挙げられる。
米国ではFRBの利上げ打ち止め観測やFRBの保有資産の縮小の打ち止め観測も出ており、米国の金利が低下(債券買い)しやすい。そのため、日米金利差が縮小傾向にあり日経225が遅行して下落する可能性もある。
執筆者情報
米蔵(ヨネゾウ)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
日本FP協会認定ファイナンシャル・プランナー(AFP)
国内外銀行ディーラー・証券会社リテール営業・外資系投信のファンドマネージャー、債券ディーラーなど豊富な金融業界経歴を持つ。一目均衡表や60分足移動平均線など、各種テクニカル指標を組み合わせた独自の市場分析は一般の投資家からわかりやすいと好評。商品・株式・FX・債券・デリバティブなどあらゆる金融商品分析を得意とする。国際テクニカルアナリスト連盟国際認定テクニカルアナリストCFTe®
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