★NYダウの日足では、5日SMA(赤線)や10日SMA(黄線)に支えられ、いよいよ200日SMA(紫線)と260日SMA(茶線)を上抜けしてきた。
また、25日SMA(青線)も上向きとなってきたことで、短中期的には戻り基調が継続している。
ただ、昨年11月から200日SMAを上抜けしても上昇基調は長続きせず、あっけなく200日SMAを下回ることが多くなっている。
今回も一番気になるところでは、価格は上昇基調となっているものの、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、1月16日がピークとなり下落基調となるダイバージェンスが発生していることである。
週末の米国経済指標は良好な結果となり、200日SMAを上抜けしたことでリスクオンの勢いが強まっても不思議ではなかったが、NYダウは64ドル高と拍子抜けするような上昇にとどまった。そのため、上値の重さが感じられる展開となっている。また、ストキャスティクスのダイバージェンスの動きも気になるところである。ストキャスティクスが上向きになるまでは警戒が必要である。株価上昇後のトランプ大統領のちゃぶ台返しやハシゴ外しには注意が必要となる。