★トルコリラ/円の週足では、13週SMA(赤線)が26週SMA(青線)を上抜けるゴールデンクロスとなっているが、上値の重い展開が続いている。
13週SMAを下抜けするとレジスタントして意識され上抜け出来ない状態となっている一方で、26週SMAがサポートとして意識され下押しも限定的となっている。その結果13週SMAと26週SMAに挟まれるレンジ相場とが続いている。
戻りの上昇トレンドが8月17日週安値と8月31日週安値を結んだトレンドライン(S1)を下抜けしたことで、一旦トレンドは崩れた。しかし、12月7日週高値と12月21日高値を結んだトレンドライン(R1)を上抜けしてきたことから下落調終了の兆しが出てきている。
一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kと%Dは下向きとなり、下押し圧力の勢いは残っている。
現状での仕掛けは非常に難しい展開となっており、13週SMAを上抜けできるのか、26週SMAを下抜けするのかを確認する必要がありそうだ。トルコリラ/円は、トレンド発生後もみ合い相場になってから再びトレンド発生を繰り返す展開となっていることから、トレンド発生時に順張りが最良の戦略となる。