皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
こんにちは。助手のムサシです。
☆ [ムサシ] ☆
くりっく株365にNYダウが上場されるんですね?いつからですか?
★ 【小次郎講師】 ★
6月27日から。
☆ [ムサシ] ☆
わあ、もうすぐですね。
【1.くりっく株365とは?】
★ 【小次郎講師】 ★
くりっく株365(以下株365)とは東京金融取引所で取引されている株価指数取引。現在日経225、DAX、FTSE100が上場されている。ちなみにDAXとはドイツの平均株価、FTSE100はイギリスの平均株価のこと。
☆ [ムサシ] ☆
それにあらたにNYダウが加わるんですね。
【くりっく株365上場商品】
日経225証拠金取引 日本の平均株価指数 DAX証拠金取引 ドイツの平均株価指数 FTSE100証拠金取引 イギリスの平均株価指数 NYダウ証拠金取引 New! アメリカの平均株価指数 |
★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。株365の代表銘柄は日経225証拠金取引。こちらは大阪取引所に有名な日経225先物取引があるね。その日経225先物取引と似ているのが株365の日経225。似ているが実は株365の方がいろいろと工夫されている。それは株365がスタートしたのは2010年と新しい。だから日経225先物に負けないように工夫されているのだよ。
☆ [ムサシ] ☆
なるほど。そりゃ新しいものの方が有利ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
株365の日経225と大証の日経225先物ミニを比較してみよう。どちらも取引単位は日経平均株価×100と、そこは同じ。そして証拠金取引であること、買いも売りも出来ることなどは同じ。大きな違いは取引期限が株365にはない。もちろん日経225先物にはある。
☆ [ムサシ] ☆
期限がないというのは素晴らしいことですね。永久に持つことが出来るのですか?
★ 【小次郎講師】 ★
証拠金取引だから、損失が出て、資金が補填できなければロスカットされる。しかし、証拠金が続く限り、永久に持つ事が可能。続いて2番目の大きな特徴。祭日でも取引が出来る。
☆ [ムサシ] ☆
え?祭日でも取引出来るんですか?ではいつが休みなんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
もちろん、土日は休み。1月1日も休み。それ以外は取引している。それに対して日経225先物は祭日は休み。年末は12月30日まで年始は1月4日から取引だから、12月31日1月1日2日3日と連休になる。
☆ [ムサシ] ☆
株365では1月1日だけなんですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そういうこと。これが嬉しいのはゴールデンウイークやシルバーウイークのとき。日本では長期休みとなるが海外では取引が行われている。とすると、その間の価格変動が休み明けに一気に影響して、価格は急騰急落する。ところが株365はゴールデンウイークやシルバーウイークも取引が行われているので、その間の価格変動リスクがない。
☆ [ムサシ] ☆
ということはゴールデンウイークやシルバーウイークに株365三昧を出来るわけですね。
★ 【小次郎講師】 ★
だね。3つめの特徴は取引時間がほぼ24時間取引ということ。朝8時半に取引が開始し、翌朝6時まで(冬時間だと5時まで)取引が出来る。ちなみに、日経225先物は9時から15時15分まで日中取引があり、その後夜間取引が16時半から翌朝3時までの取引となる。
☆ [ムサシ] ☆
なるほど、夕方に一度休憩があるんですね。しかも終わるのが早い。
★ 【小次郎講師】 ★
実は大証の取引時間も7月19日から延長になる。日中取引が8時45分から15時15分。夜間取引が16時半から翌5時半まで、と変更になる。
☆ [ムサシ] ☆
株365に負けじと延長したんですね。
★ 【小次郎講師】 ★
だね。でも夕方の15時15分から16時半までは取引が出来ないことは変わりない。この時間帯はヨーロッパで取引が始まる時間帯で実は価格がよく動く。この時間帯に取引が出来ないのはもったいないのだが、日経225先物は取引時間改訂後もここは変わらないのだよ。
☆ [ムサシ] ☆
残念。
★ 【小次郎講師】 ★
その他では配当のあるなしが大きい。株式を持つと配当を貰えるというのが醍醐味だが、日経225先物を取引しても配当はもらえないよね。それが株365では貰えるのだよ。
☆ [ムサシ] ☆
信じられない。指数取引なのに配当が貰えるんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
もちろん、正式な配当ではない。配当相当額という言い方をするが、例えば、日経225に採用されている銘柄の配当額を元に、株365の日経225を取引している人には配当相当額が貰える。
☆ [ムサシ] ☆
すごい。それは魅力ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
ただ、これは喜んでばかりはいられない。その配当相当額は誰が支払うかと言うと、そのとき売っている人が支払う。だから買っている人にとってはメリットだが、売っている人にとってはデメリットとなる。
☆ [ムサシ] ☆
売方不利ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そうとは言えない。株式の配当落ちのように、株365でも配当が貰える期限となる日を過ぎると売られやすい。ということは実は買方も売方も平等に出来ている。
☆ [ムサシ] ☆
そうなんですね。
★ 【小次郎講師】 ★
下に日経225先物取引との比較をまとめた。
株365日経225 | 日経225先物取引ミニ | |
取引所 | 東京金融取引所 | 大阪取引所 |
取引単位 | 日経平均×100円 | 日経平均×100円 |
取引期限 | なし | 約3ヶ月 |
配当 | あり(配当相当額) | なし |
金利相当額 | あり | なし |
取引時間 | 8時半から翌6時(冬時間は5時) | 日中:9時から15時15分
夜間:16時半~翌3時 |
値段の刻み | 1円 | 5円 |
休日 | 土日・元旦のみ | 土日祭日・元旦 |
☆ [ムサシ] ☆
金利相当額ってなんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
株365では買方が金利相当額を支払い、売方が受け取る。しかし、配当に比べると微々たるものなので、やはり買方が受け取るものが多く、売方は支払うものが多くなる。
☆ [ムサシ] ☆
でもそれを含めて売方・買方平等なんですよね?
★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。とすると、くりっく株の日経225と日経225先物の大きな違いは以下のとおり
【くりっく株365と日経225先物の大きな違い】
① 取引期限、株365は期限なし、日経225先物はあり ② 祭日の取引、株365は取引出来る、日経225先物はお休み |
☆ [ムサシ] ☆
これは大きな差ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
そしてここに新たに大型銘柄NYダウが加わることとなった。
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