皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
こんにちは。助手のムサシです。
★【小次郎講師】★
さて、カウンティングの講義も大詰めになってきたが、今回は少しテーマを変えて、『仕掛けの3つのケース分類』に関して説明したいと思う。
☆【ムサシ】☆
『仕掛けのケース分類』ですか?初めて聞きますね。
★【小次郎講師】★
たとえば、移動平均線大循環分析でエッジがあると認識するには二つの条件が必要だったね。覚えているかな?
☆【ムサシ】☆
移動平均線大循環分析はもう良く理解していますよ。条件1:3本の移動平均線の並び順が上から短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線となる。条件2:3本の移動平均線が3本とも右肩上がり。
★【小次郎講師】★
よく覚えているね。ただしそれは買いにエッジがあるケースの場合。売りにエッジがあるケースはその逆だったね。
【移動平均線大循環分析で見抜くエッジ】
◇買いにエッジ
条件1 : 3本の移動平均線の並び順が上から短期・中期・長期
条件2 : 3本の移動平均線が皆右肩上がり
◇売りにエッジ
条件1 : 3本の移動平均線の並び順が下から短期・中期・長期
条件2 : 3本の移動平均線が皆右肩下がり
☆【ムサシ】☆
そこまではよくわかっています。
★【小次郎講師】★
とすると、移動平均線の基本的エントリー条件は「上から短期・中期・長期の並び順になり、3本が右肩上がりになっているのを確認したら」ということになる。
☆【ムサシ】☆
ですね。
★【小次郎講師】★
しかし、仕掛けには早仕掛けとか試し玉というものもあった。そして場合によっては上記条件がクリアしてももう少し様子見をしたほうがいいケースもある。実はその使いわけが大事。それが仕掛けのケース分類。まあ応用編と思っていい。この応用編をマスターすることによって精度がぐっと上がり利益率が大きく違ってくる。
☆【ムサシ】☆
おぉ、それはスゴイ!知りたいです。教えてください!
【1、仕掛けの3つのケースとは?】
★【小次郎講師】★
仕掛けの3つのケースとは、「1、トレンド転換」「2、トレンド継続」「3、もみあい放れ」だ。これを 実戦では使いわけなければいけない。
【仕掛けの3つのケース】
1、トレンド転換
2、トレンド継続
3、もみあい放れ
☆【ムサシ】☆
もう少し、どういう状態か説明してください。
★【小次郎講師】★
仕掛ける、仕掛けると言っても3つのケースがあり、それぞれ仕掛け方に違いがあるということ。「トレンド転換」とは上昇トレンドが終わり下降トレンドが発生するケースと、下降トレンドが終わり上昇トレンドが発生するケースがある。
☆【ムサシ】☆
なるほど。でも上昇トレンドが終わってもみあい相場になるケース、下降相場が終わってもみあい相場になるケースもありますよね?
★【小次郎講師】★
そういう場合は仕掛けない。今回のテーマは仕掛けるときの『ケース分類』だからね。
☆【ムサシ】☆
失礼しました。次の「トレンド継続」がよくわからないのですが。
★【小次郎講師】★
上昇トレンドが下げ局面を迎え、一度終わったかのように見えたところ、そこから再度の上昇が始まった。そのときの仕掛けがトレンド継続だ。
☆【ムサシ】☆
なるほど。いわゆる押し目買いですね。
★【小次郎講師】★
そうだ。もうひとつのもみあい放れはわかるね?もみあい相場から上昇トレンドが起こる、あるいは下降トレンドが起こるというところを見付ける。
☆【ムサシ】☆
基本的にトレンドフォローですね。もみあい相場の中で仕掛けるというのはやはり難しいですか?
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