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【第101回】 小次郎講師の教え10箇条!第5条~第6条

2016.12.09


皆さん、こんにちは、小次郎講師です。

 

 

こんにちは。助手のムサシです。

 

★ 【小次郎講師】 ★
さて連載100回記念の続きだ。

☆ 【ムサシ】 ☆
たくさんの応援メッセージありがとうございます。

【5、大数の法則で勝て】

★ 【小次郎講師】 ★
さて、この連載では何度も出てくる言葉「大数の法則」。どんな意味だったか覚えているかな?

☆ 【ムサシ】 ☆
これはもうわかりますよ。確率はデータが多くなればなるほど正しく働くという意味でした。

★ 【小次郎講師】 ★
うん、その通り。確率論や統計学の中で使われる言葉だ。例えばサイコロの目で1の目が出る確率は6分の1。

☆ 【ムサシ】 ☆
ですね、そんなの常識です!

★ 【小次郎講師】 ★
そう、これは誰でも知っている。ところがサイコロを6回振っても1回も1の目が出ないことはよくある。実際にサイコロを振って実験してみると3回出ることも4回出ることもある。とすると確率6分の1って一体どういう意味だということになる。

☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、確率6分の1なら6回に1回きちんと1の目が出てほしいところですね。

★ 【小次郎講師】 ★
6回振って1回1の目が出るかどうかあやしいこの確率が600回振ると100回近く1の目となり、1,000回、10,000万回と回数を増やしていくと相当正確に6分の1の数字で1の目が出る。これを大数の法則と呼び、このことは数学で証明されている。

☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、偶然ではなくて証明されているんですね。

★ 【小次郎講師】 ★
そうだ。とすると投資で狙いすまして勝つための方法論は唯一大数の法則を味方につけること、これだけだ。

☆ 【ムサシ】 ☆
かもしれません、でも実際は難しいですよね。

★ 【小次郎講師】 ★
有名なトレーダーは言った。「投資の中で唯一確実なことは、確実なものなどないということだ。」と。

☆ 【ムサシ】 ☆
確かに、それはその通りだと思います。

★ 【小次郎講師】 ★
その不確かな投資の世界で唯一絶対と言っていいことが、大数の法則だ。とすると我々投資家は大数の法則を利用して勝つことが唯一の勝利の方程式となる。まず、価格変動の中で確率的に有利な局面を見つける。それは上昇でも下降でも構わない。

☆ 【ムサシ】 ☆
そういった局面を小次郎講師は『エッジがある』と位置づけていましたね。

★ 【小次郎講師】 ★
そう。『エッジがある局面』で『エッジがある方』に仕掛ける。そして大数の法則で勝つ。これがポイント。

【6、資金管理を極める】

★ 【小次郎講師】 ★
そしてエッジを理解したら、それは資金管理とワンセットであることを理解しなければいけない。

☆ 【ムサシ】 ☆
資金管理とワンセット?

★ 【小次郎講師】 ★
一般投資家の7割から8割が負け組と言われていることは知っているだろ。

☆ 【ムサシ】 ☆
はい、とても残念ことですが。

★ 【小次郎講師】 ★
この状態が今後も変わらないのであれば、投資なんかやるべきではないし、業者も投資など薦めるべきではないと思う。

☆ 【ムサシ】 ☆
確かにそうかもしれません。

★ 【小次郎講師】 ★
私は長年、負け組投資家の負けている原因を研究してきた。その結果、負けている原因の大半は資金管理の失敗とわかった。

☆ 【ムサシ】 ☆
そうなんですか?

★ 【小次郎講師】 ★
ということは資金管理さえ正しく学べば、負け組投資家の大半が勝ち組に変わるということ。

☆ 【ムサシ】 ☆
それはすごい。

★ 【小次郎講師】 ★
たとえばエッジのある局面を見つけて仕掛けて大数の法則で勝とうと思ったとする。しかし、いくらエッジのある局面と言っても、必ず勝てるわけではない。時に連敗だってある。3連敗4連敗もありうる。

☆ 【ムサシ】 ☆
そうですね、相場ですから確かなものはないです。



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