皆さん、こんにちは、小次郎講師です。
こんにちは。助手のムサシです。
★ 【小次郎講師】 ★
本日も引き続き、ローソク足2本の型。ここまで、「包み線」・「はらみ線」・「たすき線」・「かぶせ線」と教えてきた。これまでに教えた型について、どんな場面で出ていたか、ちゃんとチャートは確認したかな。
☆ 【ムサシ】 ☆
はい、心を入れ替えて色々なチャートを見ていますよ。日経225や個別株、商品なんかのチャートを色々とみました。知らないで見るのと、注目して見るのでは発見できるものが違いますね。
しっかりと型にハマっているところなどは発見して嬉しくなりましたよ。
★ 【小次郎講師】 ★
うむ、いい心がけだ、しっかりと続けていくように。では、早速本日の型を紹介しよう。
今回は『毛抜き線』。これはとても大事な型だ。
☆ 【ムサシ】 ☆
『毛抜き線』、なんか変わった名前ですね。
★ 【小次郎講師】 ★
毛抜きとは、このような道具だ、見たとこあるだろ?
☆ 【ムサシ】 ☆
もちろんありますよ。ちゃんとお手入れに使ってます!!
★ 【小次郎講師】 ★
おっと、それは失礼。この形のローソク足の型が毛抜き線だ。わかりやすいだろ。
☆ 【ムサシ】 ☆
毛抜きの形と言われてもピンと来ませんが、ちゃんと教えてください。
★ 【小次郎講師】 ★
『毛抜き線』とは二本のローソク足の高値が同一という型のことをいう。逆に安値が同一というのもあるがまずは高値が同一のものを並べてみた。どうだ。毛抜きに見えるか?
☆ 【ムサシ】 ☆
そう言われれば見えなくはないですが・・・ でも、たくさん種類があるんですね。
高値が同一であれば、「ヒゲと実線」、「陰線・陽線の組み合わせ」などは気にしなくてもいいんですか?
★ 【小次郎講師】 ★
そうだ、『毛抜き線』には陰線・陽線という並び方のルールはない。だから、陰線・陽線の並び順も陽線・陰線の並び順もOK。陰線・陰線、陽線・陽線という並び方もOKだ。
☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど。2つの連続したローソク足の高値が同じであればいいんですね。シンプルでわかりやすい。
★ 【小次郎講師】 ★
動きを考えてもらえばわかるが、二本のローソク足の高値が同一ということはそこにW天井が出来上がる。
☆ 【ムサシ】 ☆
なるほど、ダブルトップですね。天井圏で出やすい代表的なチャートパターンの動きと一緒だ。
★ 【小次郎講師】 ★
その通り、ということは天井圏にこの『毛抜き』が出れば、そこが天井になりやすい。よってこういう天井うちのパターンはよくあり、「毛抜き天井」と呼ぶ。
前日の高値を上抜けなかったことで、前日の高値が限界値とマーケットに認識されることが多く、このような動きになりやすい。
☆ 【ムサシ】 ☆
毛抜き天井、用語は聞いたことがあるような、ないような・・・
★ 【小次郎講師】 ★
ちゃんと覚えておくように、チャートを見て「毛抜き天井が出てきた」などと言うとチャート分析の達人のようでかっこいいぞ。
☆ 【ムサシ】 ☆
そうですね、是非やってみます。
★ 【小次郎講師】 ★
まあ、かっこだけつけてもすぐぼろが出るが。
☆ 【ムサシ】 ☆
あちゃ・・・ ちゃんと使いこなせるように復習するから大丈夫です。
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