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FOMC前 利益確定売り先行か

  • 2016/12/13
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 米国株式市場は高安マチマチの展開。S&P500種株価指数は前週末比0.1%安の2256.96で取引を終え、NYダウは0.2%高の19796.43ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.6%下落の下落となった。FOMCを控えた前日の米株市場はNYダウのみが史上最高値を更新した。11月の米月次財政収支はほぼ市場予想通りの内容となった。OPEC加盟国と非加盟国が減産で合意し、原油先物相場が上昇したことで石油株中心に買いが先行したが、ゴールドマン・サックスが6営業日ぶりに反落して1.94%安となったほか、アップルが0.57%安となるなど主力株が軟調に推移して指数の上値が圧迫された。
 NYMEXのWTI先物1月限は前営業日比1.33ドル(2.6%)高い1バレル=52.83ドルで取引を終了。OPECの非加盟国が来年の生産削減で合意したことに加え、サウジアラビアが一段の減産の用意があることを示唆したことが好感された。
 前日のOSE225先物ナイトセッションは、OSE比150円安の19040円で終え、売買高は2万4880枚だった。CME225先物(円建て)の清算値はOSE比125円安の19065円、売買高は5万2333枚で賑わった。
 本日の日経平均は、前日のNYダウが高値更新うぃしたものの、ドル円上昇の一服から上値の重い調整的な展開が想定される。FOMCを控えポジション調整が先行して、為替相場を睨みながらの展開となりそうだ。また、昨日大幅に下落した上海総合指数の動向にも注意したいところだ。年内強気相場継続との見方が台頭する一方で、日本時間15日に判明するFOMCが売りへの転換点となる可能性も視野に、市場は神経質な展開となりそうだ。

【買い材料】

・トランプ政権の「大成長路線」での恩恵期待
・日銀のETF買入れによる需給下支え
・米国株式市場-NYダウは最高値更新が続く
・NYダウは上昇(19796.43、+39.58)
・NY原油先物-続伸 非OPEC含めた減産合意を好感(52.83、+1.33)
・海外勢の買い越し基調

【売り材料】

・為替急変リスク
・ユーロリスク再燃の可能性
・ナスダックは下落(5412.54、-31.96)
・欧州株式市場-反落 FOMC控えるなか高値水準で調整
・NY為替-FOMC前にドルに調整圧力 円相場、1ドル114円85-95銭
・中国人民元の12日の中間レートは1米ドル=6.9086元、前日比で0.165%元安
・CME225先物は大阪取引所比で下落(19065、-125)
・恐怖指数VIXは12.64、前日比上昇

【その他注目点】

・米連邦公開市場委員会(FOMC)(14日まで)
・5年国債入札
・米30年国債入札
・米フィンテックのシンフォニー、日本進出へ

・米11月財政収支 -1367億ドル〔予想 1350億ドルの赤字〕(前年同月 646億ドルの赤字)
・米債券市場-続落 2年ぶりの水準まで利回り上昇
・欧州債-下落 原油高が債券売り誘う
・NY金先物-反発 イベント控え買い戻し方向で調整
・CRB指数-続伸 ニッケル、ガソリンが上昇 天然ガス、銅が下落

・米アップル ソフトバンクのファンドへの出資を検討-関係筋
・伊財務省
「イタリア政府は、モンテ・パスキ銀行の存続と預金者の預金を保証する」

《スケジュール》

10:00  営業毎旬報告(12月10日現在、日本銀行)

11:00  中・固定資産投資(都市部)(11月)  
11:00  中・鉱工業生産指数(11月)  
11:00  中・小売売上高(11月)  
18:30  英・消費者物価コア指数(11月)  
18:30  英・生産者物価産出コア指数(11月)  
19:00  独・ZEW期待調査(12月)  
20:00  ブ・小売売上高(10月)  
21:00  米・MBA住宅ローン申請指数(先週)    
22:30  米・輸入物価指数(11月)   

《決算発表》

東建コーポ、ベルグアース、ファーマフーズ、丸善CHI、積水ハウスR、トーエル、ウエスコHD、MICS化学、TASAKI、ナイガイ、小林産、正栄食、日本テレホンなど

場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740

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