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FOMC予想通りでもドル売り加速!債券市場での仕掛けか?

  • 2017/03/16
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0316

 

★欧州市場序盤では、前日の逆パターンで、ドルが軟調推移となった。FOMCの声明・経済予測発表、イエレンFRB議長の会見、オランダ総選挙の投票を控え様子見ムードが広がり、114円台後半で小動きが継続した。米長期金利が低下したことで、ドル売りが優勢気味となったが、114円台半ばではドル押し目買いが観測された。一時114.56円と日通し安値を付けたものの、米3月NY連銀製造業景気指数や米2月CPI(自動車を除く)が予想を上回ったことも相場の支えとなった。3月NAHB住宅市場指数が予想を上回ったことを支えに114.82円まで値を上げたがFOMCの結果を控えて一段と買いが進まなかった。米長期金利が低下幅を拡大したことで円買い・ドル売りが進行した。FOMC金利見通しが据え置かれたため全般ドル売りが先行。イエレン米FRB議長が定例記者会見で『金融政策は利上げ後も緩和的であり続ける』『年3回の利上げは緩やかなペースだと確実に言える』などと述べるとドル売りが加速し、一時113.14円まで値を下げた。

 

FOMCでは市場の予想通り0.25%引き上げ、2017年末のFF金利見通しを1.375%(年内3回の利上げ)なったが、市場はドル売りに反応した。一部市場で金利見通しの引き上げを期待していた向きがあり、米長期金利の急低下とともにドル売りが加速したとされているが、何だか違和感が残る。債券市場で、FF金利見通しに変更がなければ、一気に債券買い(利回りは低下)しようとしていた筋の仕掛けではないかと思われる。これで13週線を上ヒゲを残して下抜けたことで、再び114.50円が上値抵抗ラインとなりやすい。

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