(WTI原油)
9日のWTI原油は、急反落。WTI原油の期近7月限は、前日比3.10ドル安の1バレル=88.20ドルとなった。北海ブレント原油の期近8月限は同2.80ドル安の91.45ドル。RBOBガソリンの期近7月限は同4.95セント安の302.11セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同5.81セント安の354.18セントで引けた。
前日のWTI原油先物は、中東産原油の供給懸念がやや後退したことを背景に、一時85.95ドルまで下落した。
WTI原油7月限は序盤から売りが先行。7日から攻撃の応酬を続けていたイランとイスラエルは、トランプ米大統領の要請を受け、8日に攻撃停止を表明した。その後、大きな軍事衝突が発生していないことから、米国とイランの戦闘終結に向けた協議に悪影響を及ぼすとの懸念が後退。これにより、ホルムズ海峡の開放による中東産原油の供給拡大への期待が高まり、相場は85.95ドルまで下値を切り下げた。
しかし、その後は米国とイランの対立が再燃したことで、相場は一時89.40ドル台まで買い戻された。8日にホルムズ海峡付近で米国の戦闘ヘリコプター「アパッチ」が墜落した件について、トランプ米大統領はイランによる撃墜だったと明らかにし、「この攻撃に対して報復する必要がある」と表明。一方、イランのアラグチ外相は9日、X(旧ツイッター)に「われわれの領土に近接する外国軍は、人為的なミスや単純な事故、交戦に巻き込まれるリスクにさらされている」と投稿し、「リスクを減らすための最善策は撤退することだ」と警告した。
本日は、米国がイランに対し報復攻撃を開始したとの報道を受け、相場は89.91ドルまで上昇している。
6月10日のWTI原油は、89.60ドル台(9時36分現在)、北海ブレント原油は92.90ドル台で推移している。
WTI原油期近7月限 日足チャート

北海ブレント原油期近8月限 日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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