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NY金・プラチナともにトップサイクル接近か ― 金利上昇とドル高で重い展開

2025.12.09

― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―

(NY金)

8日のNY金2月限は、前営業日比25.3ドル安の1トロイオンス=4,217.7ドルで取引を終えました。米10年債利回りが一時4.19%目前まで上昇し、「金利を生まない資産」である金の投資妙味が相対的に低下したことから、売りが優勢となりました。

時間外取引では、9日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、ポジション整理の売りが優勢となりました。欧州時間帯には下げ幅を拡大する場面があったものの、安値は切り上がり、NY時間入り直前は前日の終値をわずかに下回る水準で推移しました。

日中取引開始後は、12月FOMCでの追加利下げ観測が後退したこともあり、手仕舞い売りが先行したとみられます。米長期金利の上昇とドルの底堅い推移を受け、金相場は軟調に推移し、一時4,200ドルに接近する場面もありました。

<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>

ドル建てゴールドでは、10月20日の高値を起点としたトップサイクルが本日で37本目を形成しています。

・平均トップサイクル:29本
・直近トップサイクル:30本

これらを踏まえると、現在はトップ形成の時間帯に重なる重要局面といえます。
実線が10日EMAを明確に下抜ける展開となれば、12月1日の高値がトップサイクルとなり下降波に入る可能性が高まるため、短期的には「10日EMAを維持できるか」が最大の焦点となります。

(NYプラチナ)

8日のNYプラチナ1月限は前日比0.3ドル安の1,660.20ドルで引けました。時間外取引ではアジア時間帯から買いが先行し、欧州時間には15ドル近い上げ幅をつけるなど堅調な展開でした。

しかし、NY日中取引入り後は金・銀の軟化に連動して上げ幅を削り、さらに米国株が軟調となったことでリスク回避的な売りが強まり、中盤には一段安となる場面も見られました。その後は戻り歩調に転じ、最終的には前日終値水準まで戻して取引を終えました。

<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>

ドル建てプラチナでは、12月1日に出現した長い上ヒゲを持つローソク足がトップサイクルとなる可能性が高まっています。

実線が10日EMAを下抜ける展開となれば、トップ完成から下降波入りが意識されやすくなります。

・ボトムサイクル本日:13本目
・平均ボトムサイクル:37本
・直近ボトムサイクル:33本

これらを踏まえると、10日EMAを割り込んだ場合、20~24日程度の下降波を形成する可能性が考えられ、短期的には10日EMAが節目として意識されます。

▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート


チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金XAUUSD)、ドル建てプラチナXPTUSD)を使用しています。


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テクニカルアナリスト 村石
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