― 今後のサイクルとテクニカルポイント ―
(NY金)
4日のNY金(2月限)は、前営業日比10.5ドル高の1トロイオンス=4,243.0ドルで取引を終えました。
この日発表された前週分の新規失業保険申請件数が市場予想を上回る強い結果となったことで、安全資産としての金にはいったん売りが入りましたが、下値の堅さを確認する動きにとどまりました。午後にかけてはドル安が一服したことから、ドル建て金価格は上値を切り下げる場面もありましたが、最終的にはプラス圏を維持して引けています。
時間外取引では押し目買いが入ったものの、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測を織り込む流れの中で利益確定売りが強まり、軟調な推移となりました。欧州市場に入ると下落一服となり、日中取引では新規失業保険申請件数が約3年ぶりの低水準となったものの、押し目買いが継続しました。
<ドル建てゴールド:タイムサイクル分析>
現在、ドル建て金価格のトップサイクルは10月20日の高値を起点として35本目を形成しています。
平均トップサイクルが29本、前回トップが30本であったことを踏まえると、すでにトップ形成の時間帯に位置していると判断しています。
特に、本日の相場で実線が10日EMAを下抜けるかどうかが重要な分岐点となります。
もし10日EMAを明確に割り込む展開となれば、
12月1日の高値(4,264.18ドル)がトップとなり、下降波に入る可能性が高まるとみています。
また、各オシレーター系指標では上昇に対する過熱感が徐々に台頭しています。週末を迎えるタイミングでもあり、利益確定売りが出やすい地合いであるため、10日EMAを維持できるか否かに注目しています。
(NYプラチナ)
4日のNYプラチナ1月限は前日比3.4ドル安の1,659.30ドルで引けました。
時間外取引では金の軟調さを受けて売られ、欧州市場では売り一巡後に下げが一服しました。日中取引ではドル高が重荷となる場面があったものの、金の堅調地合いを背景に下げ幅は限定的となりました。
<ドル建てプラチナ:タイムサイクル分析>
プラチナ市場では、平均トップサイクルを踏まえると12月1日に付けた長い上ヒゲがトップとなった可能性が高まっています。
実線は依然として10日EMAを維持しているものの、上値の重さが目立ち、過熱感後の調整局面入りを示唆しています。
オシレーター系指標でも上昇一服感が広がっており、今後10日EMAを下抜ける展開となれば、
下降波を形成しやすい相場構造に移行する可能性が高いとみています。
▼ドル建てゴールド 日足チャート

▼ドル建てプラチナ 日足チャート

チャートは、TradingView社のJPX金先物とドル建て金(XAUUSD)、ドル建てプラチナ(XPTUSD)を使用しています。
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テクニカルアナリスト 村石
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