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【海外原油市況】WTI原油は、ロシア・ウクライナ情勢の進展から、地政学的リスクの後退観測が台頭して直近の安値を更新

2025.10.17

(WTI原油)
16日のWTI原油は、3営業日連続の下落。WTI原油の期近11月限は前日比0.81ドル安の57.46ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同0.85ドル安の61.06ドル、RBOBガソリンの期近11月限 、同2.27セント安の181.17セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同2.13セント安の215.35セント。

昨日のWTI原油は、ロシア・ウクライナ情勢の進展から地政学的リスクの後退観測が台頭して続落した。
WTI原油の11月限は、序盤に59.11ドルまで上昇した。15日にトランプ米大統領は、インドのモディ首相が「ロシア産原油を買わないと私に約束した」と明言した。インドが輸入しているロシア産原油は、同国の輸入総量の3分の1を占めていることから、他の産油国への切り替えが連想され、WTI原油は買われた。
しかし、高値をつけてからは、インド政府がトランプ大統領の発言に対し明確な否定も肯定もしなかったことで、市場では懐疑的な見方が広がると、WTI原油は上値を切り下げる展開となった。
その後、ロシア・ウクライナ情勢を巡り、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の再会談が合意したことで、地政学的リスクの後退観測が台頭して、WTI原油は57.26ドルまで直近の安値を更新した。
この日、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は電話会談をして、ハンガリーの首都ブダペストで再会談することで合意した。トランプ米大統領は記者団に対し、再会談は「2週間以内」になるとの見通しを示した。また、両政府によると、来週から高官協議を再開して、首脳会談に向けた準備を進めるとしている。米国側はルビオ国務長官、ロシア側はラブロフ外相が協議を主導とされている。

WTI原油期近11月限日足

北海ブレント原油期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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