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【海外石油市況】15日のWTI原油は、引き続き米中対立の激化懸念を背景に一時58.20ドルまで続落

2025.10.16

(WTI原油)
15日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近11月限は前日比0.43ドル安の58.27ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同0.48ドル安の61.91ドル、RBOBガソリンの期近11月限 、同0.58セント高の183.44セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同2.28セント安の217.48セント。

昨日のWTI原油は、引き続き米中対立の激化懸念を背景に続落した。
WTI原油の11月限は、前日からの安値拾いの買いを維持すると、米国取引時間帯に59.42ドルまで上昇した。14日にWTI原油は、米中対立の再燃によって57.68ドルまで下落して約5カ月ぶりの安値を更新したが、その後は安値拾いの買いが台頭していた。
しかし、59.42ドルまで上昇してからのWTI原油は、引き続き米中対立の激化懸念によるエネルギー需要の鈍化を警戒した動きによって58.20ドルまで下落した。
先週、中国はレアアース(希土類)輸出規制強化策を発表した。このレアアースの輸出規制強化を受け、トランプ米大統領は11月1日から中国製品に対し100%の追加関税を課す意向を表明した。これにより米中対立の激化懸念が高まると、景気悪化によるエネルギー需要の鈍化が連想されている。
ただ、58.20ドルまでの下振れは一時的な動きとなり、引けにかけては安値拾いの買いによって58.80ドル前後の水準まで下値を切り上げている。

WTI原油期近11月限日足

北海ブレント原油期近12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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