(WTI原油)
9日のWTI原油は、5営業日ぶりに反落。WTI原油の期近11月限は前日比1.04ドル安の61.51ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同1.03ドル安の65.22ドル、RBOBガソリンの期近11月限は、同2.69セント安の188.26セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同1.10セント安の228.03セント。
昨日のWTI原油は、中東の地政学的リスクの後退観測と為替のドル高を背景に反落した。
WTI原油の11月限は、序盤に62.87ドルまで上昇した。しかし、その後は中東の地政学的リスクの後退観測と為替のドル高基調によって利益確定の売りが台頭して、61.25ドルまで崩れた。
この日、イスラエルとイスラム組織ハマスは米政府の和平案の第1段階で合意した。ハマスは拘束している人質を全員解放し、イスラエル軍はガザの一部区域から撤退するとされている。この合意によって、中東の地政学リスクが後退するとの見方が台頭すると、WTI原油は利益確定の売りが膨らんだ。
また、外国為替市場でフランスの政局不安や米30年物国債入札の堅調な結果を受けドルが買われる動きとなり、ドル建てで取引される原油は割高感から売られた。
WTI原油期近11月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi
関連記事




