(WTI原油)
6日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近11月限は前週末比0.81ドル高の61.69ドル、北海ブレント原油の期近12月限は同0.94ドル高の65.47ドル、RBOBガソリンの期近11月限は、同4.11セント高の190.16セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同0.80セント高の224.43セント。
週明けのWTI原油は、OPECプラスの増産幅が想定より小幅となったことで続伸した。
WTI原油の11月限は、序盤から買いが先行すると62.12ドルまで上昇した。5日に開催されたOPECプラスの有志8カ国による会合で、11月の生産方針は前月と同じく日量13万7000バレルの増産で決定した。自主減産分の縮小をさらに進めた形となったが、増産幅は10月の2~4倍に相当する規模で合意する可能性があるとの見方が浮上していたため、想定より小幅な増産となったことから、WTI原油は反動で買われた。
しかし、高値をつけてからのWTI原油は、イラクのクルド自治区やベネズエラからの原油輸出に伴う供給増加や米国の景気先行き懸念による需要の後退が意識され、61.04ドルまで下落する動きもみせた。
ただ、WTI原油の下振れは限定的な動きとなり、その後は売りと買いが交錯しながら、引けにかけて61.70ドル台まで買い直された。
WTI原油期近11月限日足

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