(NY金・NY白金)
11日のNY金は、続落。NY金の期近12月限は前日比8.4ドル安の3673.6ドル、NY白金の期近10月限は同2.0ドル高の1399.8ドル、NY銀の期近12月限は同54.9セント高の4214.9セント。
昨日のNY金は、売り買い交錯する動きの中、続落した。
NY金の12月限は、序盤に3687.5ドルまで上昇した後、米国の消費者物価指数(CPI)の発表を控えた持ち高調整の動きによって3651.0ドルまで下落した。しかし、米CPIの発表後にNY金は3682.0ドルまで上昇した。
この日発表された8月の米CPIは、前年比2.9%上昇と市場予想と一致する内容となった。前月比は0.4%上昇となり、市場予想の0.3%を上回った。コアCPIは、前年比と前月比が市場予想と一致した。コアCPIの伸び率は前回から横ばいとなったが、CPIの伸び率は拡大して、インフレが再燃する内容となった。ただ、同時刻に発表された新規失業保険申請が、26万3000件となり、前週から2万7000件の大幅増を記録した。この労働市場の悪化を示す内容となった新規失業保険申請件数の結果を受けて、市場では米利下げ観測が強まり、NY金は上昇した。
ただ、その後は上げ一服の動きとなり、引けにかけては3673ドル前後の水準まで売り直された。
NY白金も売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで小幅続伸した。
NY白金の10月限は、序盤に1404.7ドルまで上昇した後、1380.7ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調を背景に1404ドル台まで上昇した。ただ、1404ドル台まで上昇してからは、利益確定の売りによって1392ドル台まで売り直された。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足

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(WTI原油)
11日のWTI原油は、急反落。WTI原油の期近10月限は前日比1.30ドル安の62.37ドル、北海ブレント原油の期近11月限は同1.12ドル安の66.37ドル、RBOBガソリンの期近10月限は、同2.87セント安の197.93セント、NYヒーティングオイルの期近10月限は、同5.18セント安の228.19セント。
昨日のWTI原油は、石油の世界的な供給過剰を意識した動きによって急反落した。
WTI原油の10月限は、序盤から売りが先行すると、米国取引時間帯に62.21ドルまで崩れた。この日公表されたIEA(国際エネルギー機関)の月報で、2025年の供給は日量270万バレル増として、従来予想の同250万バレル増から上方修正した。2026年は同210万バレルの増加としている。一方、需要の伸びについては、従来予測から日量6万バレル引き上げ、同74万バレルとした。また、2026年の需給について、供給が需要を日量330万バレル上回る可能性を示唆して、従来予測としていたおよそ日量300万バレルから水準を引き上げた。
更に、同日に発表されたOPEC月報は、2025年の世界の石油需要見通しが前年比で日量約130万バレル増となり5カ月連続で据え置かれた。2026年の需要予測も同140万バレル増が維持された。
このIEAとOPEC月報の内容を受けて、市場では供給の増加と需要の横ばい見通しによって、世界的な供給過剰が意識される動きとなり、この日のWTI原油は売り込まれた。
WTI原油期近10月限日足

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(CBOTコーン)
11日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.75セント高の419.75セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の農務省による需給方向の発表を控えた持ち高調整の動きによって反発した。
シカゴコーンの12月限は、米国の豊作観測を背景に416.50セントまで下落した。しかし、その後は米農務省の需給報告を控えた持ち高の動きによって、シカゴコーンは421.25セントまで反発した。
明日の米農務省の需給報告では、米国産トウモロコシの単収予測は下方修正する見通しとなっているが、収穫量は引き続き過去最大が維持される公算が大きいとされている。
シカゴコーン期近12月限日足

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