（ＮＹ金・ＮＹ白金）
２７日のＮＹ金は、続伸。ＮＹ金の期近１２月限は前日比１５．６ドル高の３４４８．６ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は同１．４ドル安の１３４８．０ドル、ＮＹ銀の期近９月限は同１０．７セント高の３８７１．３セント。
昨日のＮＹ金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸した。
ＮＹ金の１２月限は、序盤に米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって３４２２．２ドルまで下落した。しかし、その後は米国の早期利下げ観測が根強いことで、上昇していた米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、ＮＹ金は３４５２．５ドルまで続伸した。
一方、ＮＹ白金は売り買い交錯する動きの中、反落した。
ＮＹ白金の１０月限は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となり、１３３１．８ドルまで下落した。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、ＮＹ白金は１３５１ドル台まで上昇した。ただ、引けにかけては為替のドル安・ユーロ高基調が一服したことで、ＮＹ白金は１３４７ドル台まで売り直された。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１０月限日足
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（ＷＴＩ原油）
２７日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近１０月限は前日比０．９０ドル高の６４．１５ドル、北海ブレント原油の期近１０月限は同０．８３ドル高の６８．０５ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近９月限は、同２．６６セント高の２１４．８９セント、ＮＹヒーティングオイルの期近９月限は、同１．４８セント高の２２９．５３セント。
昨日のＷＴＩ原油は、需給の引き締まり観測によって反発した。
ＷＴＩ原油の１０月限は、為替のドル高基調を背景に序盤から売りが先行すると、欧州取引時間帯に６２．９５ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安方向への戻りと米国の原油・石油製品在庫の減少による需給の引き締まり観測によって６４．２３ドルまで反発した。
この日発表されたＥＩＡ（米エネルギー情報局）による週間在庫統計で、原油在庫が前週比２４０万バレル減となり、市場予想の１９０万バレル減を上回る取り崩しとなった。ガソリン在庫は同１２０万バレル減、中間留分在庫も同１８０万バレル減となった。
また、上昇局面では、ロシア産原油の供給懸念も意識された。この日、ウクライナ当局はロシアがウクライナの6州にあるエネルギーやガス輸送施設を標的とした大規模なドローン攻撃を実施したと発表した。両国は、先週から製油所や石油輸出施設に対するドローン攻撃を強化しており、ロシアとウクライナの和平交渉の進展に対する不透明感やロシア産原油の供給懸念が警戒されている。
ＷＴＩ原油期近１０月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２７日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比３．５０セント安の４０６．００セント。
昨日のシカゴコーンは、引き続き米国産トウモロコシの豊作観測が圧迫要因となり続落した。
シカゴコーンの１２月限は、序盤から売りが先行すると、その後４０５．２５セントまで下落した。米国産トウモロコシの作柄状況は、「優」と「良」の合計の割合が７１％で推移して、依然として２０１６年以来の高水準となっている。この高水準な作柄状況によって、米国産トウモロコシの豊作観測が強まっている。
シカゴコーン期近１２月限日足
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