(NY金・NY白金)
20日のNY金は、5営業日ぶりの反発。NY金の期近12月限は前日比29.8ドル高の3388.5ドル、NY白金の期近10月限は同28.8ドル高の1341.6ドル、NY銀の期近9月限は同44.1セント高の3777.3セント。
昨日のNY金は、安値拾いの買いと米国の長期金利の低下を背景に急反発した。
NY金の12月限は、前日までの下落基調を維持して3353.4ドルまで下値を切り下げた。しかし、3353ドル台まで下落してからのNY金は、連日の下落に対する安値拾いの買いによって反発すると、その後は米長期金利の低下が支援材料となって3394.3ドルまで上昇した。
NY白金も4営業日ぶりに上昇した。
NY白金の10月限は、序盤に1299.5ドルまで下落した。しかし、その後は安値拾いの買いと為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料になると、NY白金は1346.0ドルまで反発した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足

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(WTI原油)※WTI原油の中心限月は、本日から10月限に変更
20日のWTI原油は、反発。WTI原油の期近10月限は前日比0.94ドル高の62.71ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同1.05ドル高の66.84ドル、RBOBガソリンの期近9月限は、同3.93セント高の212.83セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は、同2.85セント高の227.96セント。
昨日のWTI原油は、米国の原油とガソリン在庫の大幅な取り崩しによって反発した。
WTI原油の10月限は、前日の下落に対する反動によって序盤から買いが先行した。その後、米国の週間在庫統計で原油とガソリン在庫が大幅減少すると、需給の引き締まりを警戒した動きから、WTI原油は63.01ドルまで上値を切り上げた。
この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫が前週比600万バレル減となり、市場予想の180万バレル減を大きく上回る取り崩しとなった。ガソリン在庫も270万バレル減と、市場予想の90万バレル減から3倍の減少となっている。
WTI原油期近10月限日足

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(CBOTコーン)
20日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比0.75セント高の404.00セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、小幅反発した。
シカゴコーンの12月限は、序盤から403セントを中心とした揉み合う動きとなり、その後401.25セントまで下落した後、一時406.00セントまで上昇した。19日のクロップツアーは、インディアナ州とネブラスカ州で行われた。インディアナ州の単収は、22年ぶりの高水準に達する可能性が示された。また、ネブラスカ州の単収は4年ぶりの高い水準を記録する見通しとなっている。この高水準となった単収見通しが、下落局面でのシカゴコーンの圧迫要因となった。一方、上昇局面では為替のドル安方向による安値拾いの買いが支援材料となった。
シカゴコーン期近12月限日足

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