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【海外商品市況】18日のNY金は3営業日連続の下落、NY白金も続落、WTI原油は反発

2025.08.19

(NY金・NY白金)
18日のNY金は、3営業日連続の下落。NY金の期近8月限は前週末比4.6ドル安の3378.0ドル、NY白金の期近10月限は同8.2ドル安の1337.0ドル、NY銀の期近9月限は同5.4セント高の3802.69セント。

週明けのNY金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。
NY金の12月限は、序盤に米長期金利の低下が支援材料となって3403.6ドルまで上昇した。しかし、その後は低下していた米長期金利が上昇基調に転換すると、為替がドル高・ユーロ安基調に進み、NY金は3375ドル台まで崩れた。

NY白金も売り買い交錯する動きの中、続落した。
NY白金の10月限は、序盤に1356.2ドルまで上昇した後、為替のドル高・ユーロ安基調によって1333.8ドルまで下落した。ただ、安値をつけてからのNY白金は、売り買い交錯する動きとなり、1340.0ドルを中心とした揉み合う展開が続いた。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油)
18日のWTI原油は、反発。WTI原油の期近9月限は前週末比0.62ドル高の63.42ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同0.75ドル高の66.60ドル、RBOBガソリンの期近9月限は、同2.62セント高の209.87セント、NYヒーティングオイルの期近9月限は、同1.53セント高の224.03セント。

週明けのWTI原油は、ウクライナ情勢の先行き不透明な状況の中、ロシア産原油の供給混乱を警戒した動きによって反発した。
WTI原油の9月限は、週末からの軟調地合いを維持すると、米国取引時間帯に62.18ドルまで下落した。しかし、その後はロシア産原油の供給懸念を警戒した動きによって、WTI原油は63.79ドルまで急反発した。
ロイター通信によると、15日にロシアのシズラニ製油所がウクライナ軍によるドローン攻撃を受けて、生産と原油の受け入れを停止したとしている。また、18日には同軍がロシアのタンボフ地方にある石油ポンプ場を攻撃して、「ドルジバ・パイプライン」を通じた供給が一時停止したと報じている。この一連の報道を受けて、ロシア産原油の供給懸念が台頭した。

ただ、高値をつけてからのWTI原油は、ウクライナ情勢の先行き不透明な状況から、引けにかけて63.30ドル前後の水準まで上値を切り下げている。
日本時間19日の深夜2時過ぎに、トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談した。会談の冒頭にトランプ米大統領は、ゼレンスキー大統領との会談がうまくいけば、米国・ロシア・ウクライナの3カ国による首脳会談を行うと表明した。3カ国首脳会談までいけば、「戦争を終わらせる合理的な可能性がある」と述べた。
また、トランプ大統領は欧州・ウクライナ首脳との会談後、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行うとしている。この米国・ロシア・ウクライナの3カ国による首脳会談実施の可能性や停戦実現への展望などが、今後のWTI原油の変動要因となっているので引き続き注視する。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
18日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は、前週末比1.25セント高の406.50セント。

週明けのシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、続伸した。
シカゴコーンの12月限は、序盤に連日の上昇に対する反動によって401.25セントまで下落した。しかし、その後は今週から開催されるプロファーマーによるクロップツアーの生産高見通しを控え、売り買い交錯動きの中、一時408.00セントまで買い進まれた。
クロップツアーは米コーンベルト7州のトウモロコシの生育状況を調査して、その後に生産高見通しが発表される。ただ、SNS上では既にトウモロコシの受粉に問題があるとの投稿が散見されており、今後の米国産トウモロコシの生産高見通しの修正が警戒されている。

シカゴコーン期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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