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【海外商品市況】13日のNY金は3営業日ぶりに反発、NY白金は反落、WTI原油は続落

2025.08.14

※8月14日の海外商品市況は、執筆者不在のため休信とさせていただきます

(NY金・NY白金)
13日のNY金は、3営業日ぶりに反発。NY金の期近8月限は前日比9.3ドル高の3408.3ドル、NY白金の期近10月限は同10.9ドル安の1342.8ドル、NY銀の期近9月限は同60.0セント高の3860.2セント。

昨日のNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって反発した。
NY金の12月限は、序盤に3392.7ドルまで下落した。しかし、その後は米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に、NY金は3422.6ドルまで反発した。
12日に発表され米消費者物価指数(CPI)がインフレの落ち着きを示す内容とされ、市場では早期利下げ観測が台頭していることから、この日は米長期金利が低下して為替もドル安・ユーロ高基調に進んだ。
また、ベセント米財務長官がブルームバーグテレビのインタビューで、9月の米FOMC(連邦公開市場委員会)で0.5%の大幅利下げが行われる可能性が「非常に大きい」との認識を表明した。このベセント米財務長官の発言も、NY金の支援材料となった。
ただ、高値をつけてからのNY金は、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、引けにかけて3407ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。

一方、NY白金は利益確定の売りによって3営業日ぶりに反落した。
NY白金の10月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調に反応して1367.9ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調が一服して、ドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY白金は利益確定の売りが台頭して1339.2ドルまで崩れた。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油)
13日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近9月限は前日比0.52ドル安の62.65ドル、北海ブレント原油の期近10月限は同0.49ドル安の65.63ドル、RBOBガソリンの期近9月限は、同0.40セント安の207.04セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は、同0.13セント安の224.28セント。

昨日のWTI原油は米国の原油在庫の積み増しと弱気なIEA(国際エネルギー機関)の月報によって続落した。
WTI原油の9月限は、序盤に為替のドル安方向の動きによって63.38ドルまで反発した。しかし、その後は米原油在庫の増加をきっかけに下落基調に戻ると、61.94ドルまで直近の安値を更新した。
この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫が前週比300万バレル増となり市場予想の30万バレル減に反して大幅な在庫の積み増しとなった。ガソリン在庫は同80万バレル減となり市場予想の70万バレル減を少し上回った。中間留分在庫は、同70万バレル増と市場予想と一致した。
また、下落局面では弱気な需給見通しとなったIEAの月報が意識されたことで、WTI原油の売り圧力が強まった。
この日公表されたIEAの月報で、2025年の世界石油供給見通しを日量250万バレル増加の予想となり、前回までの210万バレル増から上方修正した。一方、世界の需要は68万バレル増加として、前回までの70万バレル予想から引き下げた。
しかし、安値をつけてからのWTI原油は、ロシア産原油の供給混乱を警戒した動きによって引けにかけて62.70ドル台まで買い直された。
15日に行われるトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領の会談で、停戦への成果がなければ米国は対ロシア制裁を強化するとみられている。この対ロシアの制裁強化によってロシア産原油の供給混乱が警戒されている。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
13日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比2.75セント高の397.25セント。

昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、反発した。
シカゴコーンの12月限は、前日に392.00セントまで下落してからの戻り基調を維持すると、米国取引時間帯に398.50セントまで反発した。しかし、398.50セントまで戻した後のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの豊作観測と豊作となったブラジル産トウモロコシの輸出攻勢から、世界的な供給過多を警戒した動きによって394セント台まで売り直された。ただ、その後は売り買い交錯する動きとなり、引けにかけては397セント前後の水準まで買い直された。

シカゴコーン期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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