(貴金属市場)
4日の金標準は、続伸。金標準の6月限は前週末比17円高の1万6098円。
週末の夜間立会の金標準は、米国の雇用統計の発表後にNY金の上昇に反応して1万6149円まで続伸した。しかし、その後は為替の急速な円高方向に動きから、金標準は1万6035円まで崩れた。ただ、夜間立会の引けにかけては、1万6080円前後の水準まで戻りを見せた。
週末のNY金の12月限は、低調な米国の7月雇用統計の発表によって、米早期利下げ観測が再燃して3416.9ドルまで急伸した。一方、米ドル/円相場は、1ドル=147.20円台まで円高に進んだ。
週明けの日中立会は、NY金の堅調地合いと為替の円安方向の戻りによって、金標準は1万6113円まで続伸した。しかし、その後は上げ一服の動きとなり、日中立会の引けにかけて1万6090円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、序盤に3423.9ドルまで上昇した後、3400ドル前後の水準まで上値を切り下げている。米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調の一服によって、NY金の上げは一服しているが、目先は3400ドル付近で下値固めの動きになるか注目される。金標準は、再び1万6100円前後の水準まで上昇している。まだ、NY金が堅調地合いを維持していることから、夜間立会の金標準は高値圏での動きが続くとみたい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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